震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その１)

　地主さんに会うために被災地へ行った。何の予告も無しに突然襲いかかってきた津波に呑まれて、沢山の人が逝った場所を見た。必ず繰り返すこの災害から人のいのちを守れる町を作ろう。私はその仕事を請けた。

　家を失った人たちの身になって考えたから、再び壊されない町を創るために、一度封印した自然破壊の技術を、今また、斧を振るい、太古から護られてきた大切な森林を、人の住む町に変えようとしています。森の神様！、そこに暮らす生き物たち、人間が、今一度だけ、自然に逆らう事を許してください。（つづく）

震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その２)

　津波が来て流された町はみな、太平洋に面した海辺の町であった。平和で長閑な暮らしが、ある日突然、海に呑まれた。多くの人々が犠牲になり、生き残った人たちからも、海は総てを奪って去っていった。何も罪のないこの人たちがいま、私たちの励ましと援助を求めている。暮らしの町の再建を一日も早く。

被災地の浜の町と、海に面した高台を所有する大地主が居ます。浜の町が消え、家も家財も仕事も総て失った被災者が居ます。いま、私に出来ること、地主さんから一任されましたので、被災者のために、生活再建と雇用促進の新しい町作りのプランニングを進めて居ます。新未来理想都市、「いわて希望の町創り」です。（つづく）

震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その３)

　震災地に新しい日本を創ろう。新しい希望の生まれる町を、小さな日本をつくりませんか？今こそ、日本人の心の中に、伝統的に蓄積された知識と感性と協調の精神を生かして、震災地に、新しい希望があふれる小さな日本を創ることから始めませんか？

　小さくても自活できる町を目指そう、今は無力な被災者の集団ですが、弱い者でも力を合わせて立ち上がる最初の力を与えて貰えたら、雇用率の高い地域産業を育てて、後は出来るだけ自力で何でも賄えるバランスのとれた町を作り、年齢制限を設けない、楽しみが収入にもなる、そんな町が出来ますよ。（つづく）

震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その４)

　 この町の人々は、お金の為よりも自分の生き甲斐の為に働く、町づくりの為に働く、楽しいから元気が出る。みんなで助け合いながら働ける仲間だからそれが出来る。最前線で生も死も分け合った戦友たちだから、一心同体の戦いが可能なのです。日本はまだ、こんな団体が生まれる国なのです。

　この町は、海と浜から開けた町だ。だから再建された新しい町も、海にに向かって開けている。南東に向いて大地と太陽の恩恵を、両の腕を広げて受ける形をしているばかりか、大海原から豊かな恵みを頂いてきた。人々は、天地に畏敬を保ちながら海に通う道に、日々の生活を掛けて浜に下りる。（つづく）

震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その５)

　どうせ、できっこないよ！。その考えは現実的だけど、一人の心に留めて置いて、いま、みんなに必要なのは希望です。温かい夢も必要ではないでしょうか。それに望みや願いは時間は掛かってもやがては、叶えられると思います。民主のお偉方の発表です。第３次補正予算で震災地への工事費援助決めましたよ。

　上様、一度に何から何まで作って与えて下さいとは云いません。理想の町創りは官民一体の共同事業ですから、事業収入を得ながら楽しみながら完成させていく予定です。でも、町の原型だけは、初めになくてはなりません。まず、生活を始めなければ、それから、営利と福祉の事業は早速始めましょう。（つづく）

震災地に新しい希望の町・岩手を創ろう(その６)

　被災地に新しく創る町「いわて希望の町」は、こぢんまりとした小さな町ではありますが、この町は小さくても多くの「自立機能」が盛り込まれた独立機運に溢れた町です。一般的に地域町村単位では、経済収支が他地域との連携で調和を図っているのが普通ではないでしょうか？

　観光客が来てみたくなる町を創ろう。来訪者は目的によっても様々なタイプの人が居る。景色や情緒、ロマンを求める旅人も居るだろう。カメラ、スケッチブック、森の散策。果樹園や花の公園、神社の森や庵寺のお抹茶。趣味、裏山のハイキング、スポーツ、休息、癒し。温泉、エステ、体験、視察、友好。（つづく）